このページでは、建設キャリアアップシステム（CCUS）の登録の中でよくあるトラブルの一つに、事業者と技能者の関連付け（紐付け）ができない！というものがありますので、こちらの手続きについて解説したいと思います。
特に、新たに技能者さんを採用された場合などは必ず必要な手続きとなります。

こんな時にご覧頂ければと思います。

事業者と技能者の関連付けとは？

これに関しては、非常に分かりやすいと思います。
技能者のページで【主たる所属事業者】の欄に【所属事業者ID】が登録されていることを言います。
この人（技能者）はどの会社（事業者）に努めているのか？を結びつけるものです。そのため、インターネットでは、関連付けではなく【事業者と技能者の紐付け】等という言葉でもよく検索されているようです。

 

事業者IDと技能者IDを関連付けしないと、作業員名簿の登録の際に名前が表示されなかったり、就業履歴も正しく登録されないため、せっかく仕事をしても自分のキャリアアップに繋がらなくなってしまいます。

事業者と技能者の関連付けが出来ているか確認する方法

まずは、関連付けが出来ているのかいないのか、確認をするところから始めます。確認方法は事業者の画面からと技能者の画面からのどちらでも可能です。

事業者の画面から確認

では、まずは事業者の画面からの確認方法です。

操作としては、①閲覧→技能者の検索と進むと、関連付けられている技能者の一覧が表示されます。この時、技能者登録が完了しているにもかかわらず、一覧に表示されていない方は関連付けが出来ていないということになります。

技能者の画面から確認

続いて技能者の画面からの確認方法です。

メインメニューから閲覧→所属事業者情報を確認します。このとき、事業者名が正しく表示されていても事業者IDが空白になっていると関連付けはできていないということになります。

事業者と技能者の関連付け方法

残念ながら関連付けが出来ていなかった場合の関連付け方法をご説明致します。事業者IDからも技能者IDからも関連付けは可能です。どちらにしても技能者の作業が必要になりますので、技能者から手続きした方が簡単だとは思います。

事業者から技能者を関連付ける方法

では、まずは事業者が関連付けをする方法から解説していきます。
手順としては、①技能者に変更代行申請の承認依頼をする。②技能者にて変更代行申請の承認をする。③事業者が関連付けの手続きをする。という流れになります。
では、順にご説明致します。まずは①技能者に変更代行申請の承認依頼をするです。
事業者の管理画面にログインして

710代行申請から【30技能者の変更代行申請同意依頼】をクリックします。

画面が切り替わったら、一番下までスクロールして【代行同意登録】をクリックします。

画面がポップアップしますので、関連付けをしたい技能者のIDを入力して検索します。

検索結果が表示されるので、関連付けをしたい技能者に間違いがないか確認をします。間違いなければ、【代行申請依頼内容】の欄にある【事業者IDの登録】にチェックを入れて下にスクロールします。一番下に【依頼】というボタンがあるのでそちらをクリックします。
確認画面があらわれるのでそのまま進めていきます。これで、①の手順が完了しました。

 

続いて②技能者にて変更代行申請の承認をするに移ります。

同意依頼を受けた技能者が登録したメールアドレスに同意依頼が届きます。

技能者が自身のページにログインすると【通知】が届いていますので、クリックして内容を確認します。クリックするとメッセージが開きますので、内容を確認して閉じます。

トップページに戻り、、370代行申請→10変更申請の同意確認をクリックします。

確認ボタンをクリックすると同意して欲しい内容が確認できますので、間違いがないかキチンと確認します。

内容を確認して問題なければ同意ボタンをクリックします。再確認の画面があらわれるので、そちらもクリック。
以上で、②の手順が完了です。

 

最後に③事業者が関連付けの手続きをするです。

今度は事業者の方に同意が取れた旨メールで通知されますので、そのメールにあるURLをクリックします。

通知を確認して、同意が取れたことを確認します。

同意の確認が取れたら、再度事業者のページにログインして、710代行申請→31技能者の変更代行をクリックします。

画面が移ったら、【変更したい技能者のID】欄に、関連付けする技能者IDを入力し検索します。

技能者情報の画面になったら下の方までスクロールして【所属事業者】の欄の右上にある鉛筆マークをクリックします。

所属事業者IDが空白になっていると思いますので、ここに関連付けをしていきます。一番右までスクロールします。

編集ボタンが出てきますので、そちらをクリックします。

事業者選択の画面に移りますので、事業者選択ボタンをクリックします。

事業者IDで検索し、出てきたら選択して設定します。

これで一旦、主たる所属事業者として反映されたので、次のステップに進むため設定ボタンをクリックします。

ここで、最後に内容確認をしていきます。

一番下までスクロールして内容に問題がないことを確認したら申請ボタンをクリックします。

 

この後、再確認の画面がポップアップしますので、進んでいきます。申請が終わると申請番号が表示されますので、念のためメモしておきましょう。

技能者から事業者を関連付ける方法

長くなりすぎて終わった気になってしまいましたが、最後に技能者から事業者を関連付ける方法をご説明致します。

技能者のページにログインして350変更→10変更申請をクリックします。後は、事業者からの手続きでご説明した③事業者が関連付けの手続きをするでご説明した内容と重複しますので、割愛致します。（具体的には同意確認後の、技能者情報の画面以降の手続きをするだけです。）
以上、画像は一般財団法人建設業振興基金より引用

 

費用のご案内

関連付けの手続きだけでも承っております。（４，５００円）

 

また、事業者と技能者の関連付けだけでなく色々と変更申請がたまっている場合に便利な依頼し放題or月額定額の運用サポートもご用意しております。

（ご依頼内容はプランによって異なります。）

 

ここまでご覧頂いて、非常に面倒な手続きだということはご理解頂けたかと思います。１人や２人ならともかく（それでも面倒ですが・・・）、それ以上になるととてもじゃないですが、こんなこと本業の合間にやってられないよ！と思われたかもしれません。CCUS側の登録を待つ時間は何ともなりませんが、一日でも早く登録したいと思ったら土日祝日も対応可能な弊所にお任せください。