建設キャリアアップシステム（CCUS）は事業者登録だけで終わってしまっては意味がありません。技能者登録を完了させてカードを発行してようやく運用できると考えていいと思います。（そうでないと現場でカードリーダーにタッチできませんからね。）

 

トップページでも申し上げた通り、技能者登録についてはメリットがたくさんあります。デメリットは費用面だけですが、長い目で見れば技能者さんにとってはメリットしかないとも言えます。ぜひ、早めに登録してしまいましょう。
事業者登録については、建設キャリアアップシステム（CCUS）の事業者登録の流れと建設キャリアアップシステム（CCUS）の事業者登録の必要書類をご確認ください。

 

建設キャリアアップシステム（CCUS）の技能者登録とは？

技能者登録手続きの流れに行く前に少しだけ建設キャリアアップシステム（CCUS）の技能者登録とは？というところでお話させて頂きます。
建設キャリアアップシステム（CCUS）における技能者登録とは、技能者（職人さんのことだと思っていただければ大丈夫です。）さんの情報を、その人がどういう人でどういうキャリアを積んできて、どういう資格を持っているのか？等をカードに登録して、カード情報をドンドン上書きしていくことでキャリアを分かりやすくする。というようなことを目指しています。
技能者さんからすると自分のスキルアップの目安になるし、レベルアップ（建設キャリアアップシステムにおける能力評価制度（レベル判定））していくことで収入のアップもしやすくなります。転職や独立に際しても技能者カードに登録してある情報は多い方がメリットがあると言えます。

CCUS技能者登録が面倒な理由

建設キャリアアップシステム（CCUS）の事業者登録と技能者登録。どちらかと言えば登録自体は事業者登録の方が手間に感じます。
ただ、事業者登録は一度登録すると変更登録の機会はあまりないのに対し、技能者登録の方は変更登録が頻繫に起こります。

 

その変更登録の多さから技能者登録が面倒だという声が多いようです。

建設キャリアアップシステム（CCUS）技能者登録の注意事項

技能者登録の流れのご説明の前に、まずは注意事項を少しだけ
①建設キャリアアップシステム（CCUS）では、まず事業者登録をして、その後技能者登録をする。と言う流れを基本としています。先に技能者登録をすること自体は可能ではありますが、後ほど別途変更手続きをしなければならないので、余計な手間と費用がかかってしまいます。
②一人親方等はシステム上、技能者登録のみでも登録は可能ですが、技能者登録だけしても現場に入れない可能性がでてきます。
③技能者登録ができる人は、本人・所属する会社（個人事業主含む）・工事の元請事業者（又は上位の下請事業者）・行政書士となります。

 

建設キャリアアップシステム（CCUS）技能者登録手続きの流れ

では技能者登録手続きの流れについてご説明致します。ここではインターネット申請のみの解説になりますので、ご了承ください。

事業者登録のときもそうでしたが、書類が多いです。登録しながら探していくと面倒になってしまうと思います。別ページにて必要書類については解説しますので、そちらをご確認頂きまして、書類の準備をしてください。

 

申請をするためのＩＤを取得します。

 

名前やフリガナ、生年月日、電話番号等の基本情報を登録します。カードの送付先は技能者本人の住所でも構いませんが、所属する会社にしておくと会社にカードが届くので便利です。また、本人確認書類の添付なども行います。
まだ簡略型の登録事項ですが、所属する会社や職種、保険に関する事項を登録していきます。
※ここまでで申請すると簡略型の登録になってしまいます。

 

続いて詳細型で必要な情報を登録します。労災関係の情報・健康診断・資格・学歴等を登録します。学歴については正直それほど重要ではありませんが、お手元に卒業証書等があればせっかくなので、入力しましょう。ここの項目で一番重要なのは資格です。

 

ここまで入力したら改めて入力内容を確認します。間違いがなければそのまま進みます。万が一、間違いがあると不備となって余計な時間がかかってしまう恐れがあるのでしっかりと確認します。

 

登録料の支払いが完了した後、審査に入りますのでお急ぎの場合はクレジットカード払いがお勧めです。

 

審査は時期によりますが、1ヶ月～2ケ月程で完了します。

 

以上で、建設キャリアアップシステム（CCUS）の技能者登録が完了です。これを会社に所属している全技能者分やる必要があるので、かなりの手間になると思います。無理だ・・・面倒だ・・・と思われましたら弊所までお問い合わせください。土日祝日も対応可能です。お気軽にお問い合わせください。